こんにちは。
今回は、前回のブログで少しお話しました「高額療養費制度」について、少し詳しくご紹介します。
公的医療保険といえば、まず思いつくのが「3割負担」です。
医療機関では、診察や治療を受ける際、自己負担3割で医療行為を受けることができます。
しかし、意外と知られていないのが「高額療養費制度」と「限度額適用認定証」です。
これは、医療費が高額になった場合に、決められた負担額を超えた分が払い戻される仕組みです。
1. 自己負担額の例(2025年時点)
- 210万円以下:57,600円
- 210〜600万円:80,100円+(総医療費−267,000円)×1%
- 600〜901万円:167,400円+(総医療費−558,000円)×1%
- 901万円以上:252,600円+(総医療費−842,000円)×1%
このように、結果に応じて自己負担の上限が決められています。
2. 限度額認定証とは
入院や高額な医療を受ける前に、健康保険組合や市区町村に申請すると「限度額適用認定証」が交付されます。
この認定証を、医療機関の窓口で健康保険証と一緒に提示することで、自己負担額を所得に応じた限度額まで抑える事ができます。
3. 申請方法
国民健康保険の場合
- 市区町村の窓口で申請書を受け取り、記入・提出します。
- 必要書類:マイナ保険証(資格確認書・被保険者証等)、本人確認書類(運転免許証やパスポートなど)。
- 一部の市区町村では、お問い合わせ後に申請書を郵送してもらえる場合もあります。
- 申請からおよそ1週間程度で交付されます。
- ※保険料の未納がないこと、所得を申告済みであることなど、条件を満たしている必要があります。
協会けんぽ・健康保険組合(社会保険)の場合
- 公式サイトから申請書をダウンロードし、必要事項を記入・押印の上、郵送または窓口へ提出します。
- こちらも、申請後およそ1週間程度で交付されます。
☆おすすめは「マイナ保険証」を使う!
オンライン資格確認に対応している医療機関では、マイナ保険証を提示するだけで紙媒体の「限度額適用認定証」を別途提出する必要はありません。 とても便利ですので、マイナ保険証の利用がおすすめです。
ただし、すべての医療機関がオンライン資格確認に対応しているわけではありません。
紙の認定証を求められる場合もありますので、事前に対応状況を確認しておくと安心です。
高額療養費制度を知っておくことで、今後のいざという時の負担が大きく変わります。もしもの時の入院や手術に備えて、今一度ご自身で、公的医療保険の制度を確認しておく事をオススメします。

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